晩茶研究会とは
松下智氏の指導のもと、茶の生産者さんたちと手を取り合って「晩茶研究会」(もしくはNPO法人)の設立を目指すことになりました。
「晩茶サミット(地方茶サミット)」の開催を目標に掲げ、それ以外にもゆくゆくは「晩茶の研究」、「晩茶づくり」、「晩茶の認知度向上への取り組み」、「一年中お茶を飲む文化の推進」といった活動をしていく中心的な役割を担ってまいりたいと考えております。
まずは、「晩茶研究会設立の準備活動」をしていくグループを本年結成しました。今年の主な活動場所は袋井市茶文化資料館です。
来年の研究会設立に向け、当方の活動内容やその様子を随時アップしてまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
晩茶研究会設立趣意
設立者:松下智(元愛知大学教授、ふじのくに茶の都ミュージアム客員研究員、袋井市茶文化資料館名誉館長)
設立趣意:
リーフ茶の消費が減少し、茶の取引価格が低迷している現在、日本茶業は危機的な状況に置かれているといっても過言ではありません。
このままでは養蚕業の二の舞になり、急激な衰退が起きることになるのではないかとさえ思われます。
幸いにして茶は飲みものであり、身体の諸機能に効能を持っています。茶の諸機能の神髄はタンニンであり、タンニンを活かした茶が「晩茶」であり、その晩茶は日本の煎茶よりもはるかに長い歴史があり、まさに「茶の原点」ともいえるものである。
現在の茶の危機に際して、この原点に立ち返って、現在の茶を考える必要があります。
本会の活動を通して、日本各地に伝承されている晩茶を育て、晩茶の良さを守り、広く人々に知っていただき、日本茶再興のいち方途ともなることを念願するところであります。
よってここに、晩茶研究会の設立を発起する次第です。
>設立協力:会社・団体名
長峰製茶株式会社(静岡県焼津市)
安間製茶(静岡県袋井市)
池田園(静岡県袋井市)
カネ忠(静岡県袋井市)